危険ドラッグについて

今、大変な社会問題になっている危険ドラッグについて、本日、衆議院の厚生労働委員会にて現状の確認と対策等について調査検討を行いました。その概要について報告させて頂きます。

今日、危険ドラッグが原因と考えるられる救急搬送や交通事故が急増しています。東京の池袋では、危険ドラッグを使用した直後に運転したため、7人がはねられる事故が発生してしまいました。

 

この危険ドラッグとは、麻薬と同じように幻覚や意識障害をもたらすだけでなく、筋肉細胞を壊死させたり、心筋梗塞を引き起こし人の命を奪うこともある、人体に対して大変に危険な物質であります。

 

また危険ドラッグは、粉末や乾燥植物、カプセルや錠剤、さらにキャンディやシロップとして販売されているため、その毒性や危険性を認識せずに使用してしまう可能性があります。

 

さらに危険ドラッグには、薬物依存性が高く一度使うとまた使いたくなるものであり、一人の人生を取り返しのつかないものにしてしまう本当に危険な毒性を持つものです。

 

そしてこの危険ドラッグは今、学校の先輩などから使用を誘われるなどして、中学生にまでその魔の手が広がっていると言われており、子供たちにおいて最大の警戒が必要な危険の一つであります。

 

厚生労働委員会では、危険ドラッグを迅速に指定薬物として指定し、その所持、使用、購入、譲り受けを禁止し、その摘発体制の強化に全力で取り組むことを確認しましたが、現場では次々と新しい薬物が販売される実態があります。

 

法律で規制し取り締まることは当然のことながら、今、大事なことは、私たち生活者の一人一人が危険ドラッグに対して、その危険性や毒性を十分に認識し、その撲滅に全力で取り組むことであると思います。

 

大切な人の命を脅かす危険ドラッグに対して、最大の注意と敵意を持って、多くの皆様と力を合わせて、危険ドラッグの撲滅に取り組んで参ります。