核軍縮並びに核兵器のない世界に向けての取り組みについて 3/7


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質問 輿水恵一(内閣委員会第3号130315).pdf
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輿水委員 続きまして、核軍縮並びに核兵器のない世界に向けての取り組みについて、お伺いを申し上げます。

 去る二月十二日、北朝鮮が地下核実験を行いました。核なき世界を求める国際世論を無視する暴挙であり、強く抗議するものであります。

 今回の核実験は、中東での核開発の動きへの歯どめに期待感が広がったやさきの強行であり、核廃絶を目指す国際世論の願いを踏みにじるものでありました。さらに、今回の暴挙によって、核軍縮を目指して米国が主導してきた核拡散防止条約体制が大きく揺らぐことも否定できません。

 このような状況下において、核兵器の脅威がある限り、核兵器で対抗し続ける以外にないとの考えに対して、世界唯一の被爆国として、都市を丸ごと破滅させ、戦闘員と非戦闘員の区別なく多数の人々の命を一瞬にして奪い、生態系にも深刻な影響を及ぼし、爆発後も後遺症などで人々を長期にわたって苦しめる核兵器の廃絶に先頭に立って取り組むべきと考えますが、政府の見解をお聞かせください。

菅国務大臣 今委員からも言われましたけれども、我が国は、唯一の被爆国でありますから、核兵器のない世界を目指して、NPT体制の維持強化に努めると同時に、今後とも、国連総会での核軍縮の決議の提出や軍縮・不拡散イニシアチブの推進などに取り組んで、この分野で国際社会に我が国からさまざまな行動を行って、核のない世界をつくっていきたいと思っています。

輿水委員 どうもありがとうございます。

 日本が世界のリーダーとして取り組む、そういったことに期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。