『食』の安全と安心のために、食品表示制度の改革を!

朝食

 『食』は、人を良くすると書くように、一人一人が生涯に亘り健康的な生活を送るための源であります。この『食』の安全と安心を守ることは、行政の重要な責務であると考えます。

 ここで、わが国の食糧自給率は約40%と、『食』を確保するために外国産の食品に頼らざるを得ない状況になっており、その安全性を管理することが難しい状況にあります。

 近年、保存性が高い、また除草剤に耐性のあるもの等の遺伝子組み換え農産物が数多く流通しており、加工食品などは、消費者が気づかないうちに口にしているケースも多いと考えられます。

 さらに、クローン家畜由来の食品も今後は数多く市場に出回ることが予想され、「クローン由来食品を食べたくない!」と思っている人にとっては、その表示の義務化は緊急の課題であります。

 これらの状況を踏まえ、日本の『食』の安全と安心を確保するために、まずは①加工食品原料のトレーサビリティの強化、②遺伝子組換え農産物を使用している食品の表示、③クローン家畜由来食品の表示など、国際的な議論も含めながら、食品表示制度の改革を進めるべきであると考えます


(※この記事はさいたま市議会議員時代の記事です)