皆が健康で活力あふれる社会の構築を目指して

木々

 日本人の死因の大半を占めている脳梗塞、悪性腫瘍、心筋梗塞、狭心症などの病気は、生活習慣が起因する高血圧や高脂血症、糖尿病そして動脈硬化などが発病の要因になっています。

 

 これらの生活習慣病が起因する病気は完全回復が難しい病気であり、本人や家族の生活環境を大きく悪化させています。また、今日生活習慣病は食生活の変化や運動環境の低下により若い世代にも蔓延している傾向にあり、全ての世代において生活習慣の見直しが必要となっています。

 生活習慣病の予防3要素は「栄養」・「運動」・「休養」とされています。「栄養」とは栄養のバランスとカロリーの取り過ぎに注意すること、「運動」とは適度に体を動かすこと。「休養」とは心身ともに一日の疲れを引きずらない規則正しい生活のリズムをもつこと等であります。

 実際に生活習慣病の予防を推進するためには、一人一人が生活習慣の見直し、自発的に「栄養」、「運動」、「休養」を整えていく必要があります。しかし、喫煙が体に悪いとわかっていてもやめられないように、自然に身についてしまった生活習慣を変えることは容易なことではありません。

 一人一人の健康増進は、21世紀の日本の発展のための重要課題であります。そこで、生活習慣病予防セミナーへの参加や生活習慣改善レポート等を提出した市民、自信の健康のために様々な投資をしている市民に対して、健康保険料の減額措置を実施するなど、各自が自発的に生活習慣病の予防に取り組むことを促す政策も必要であると考えています。

 

(※この記事はさいたま市議会議員時代の記事です)